『コードギアス 反逆のルルーシュ』23.せめて哀しみとともに

  • :まだ(終)マークは不要、か。
     ルルーシュは初恋や“皆”と、スザクはユフィと、日本とブリタニアも、様々に別れ、断線してゆく。その展開を受けてのルルーシュとスザクの電話もそれを暗に含みながらの会話で、緊張感に富む。「また後で」という一言がすごく効いている。

『ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!』52.鳴りひびけ!☆平和のベル(終)

  • :王道的最終回。 感情を失ったふたご姫は作画的にもメリハリが利いていて、2人がそのままで1話見たかったなあ。
     “ロイヤルワンダー学園のみんな”による挿入歌は、OPソングにテーマが収束していく展開に効果的な演出で、作画の頑張りと共に今話を盛り上げた。しかしビジュアルの高揚と歌唱力のアンバランスが、ってのはこの手の演出には付き物だよ。
     2年通して。児童向けアニメとして、しっかりと対象視聴層に正面を向いていて、可愛らしいシリーズでした。

『ひだまりスケッチ』12.サヨナラ…うめ先生(終)

  • :こっちは全12回の放送と決定した時点で用意したのだろう12ヶ月の構成が綺麗にハマった感じ。初回が1月ってことで円環エンド。
     シャフト制作・新房昭之監督作品、濃度の差こそあれこうコンセプトが明確になってくると、原作モノでは相性問題が先に立ってきそう。

『ネギま!?』26.寂しいなんて言いません!だって、きっとまた会えると信じてますから!byネギ(終)

  • :ちょっと2クールは長かったな、というのが率直な感想。OPに顕著なように記号を誇張的に描いてく面白いセンスはあり、キャラクター総数の多い作品設定に上手くフィットしている面もあったのだけど、全26回を支え切れたかというと。丁度原作の進行に繋げられるような展開で〆たのは狙い通りだろうか。

『Project BLUE 地球SOS』12.超兵器出撃!地球最期の戦い![後編](終)

  • :作品内では、最後まで「科学」や「未来」への信頼を崩さないのがそれらしくて良かった。そうした思想性だけでなく、レトロフューチャー作品の肝である世界観、ビジュアル等は透徹。
     で、メインの2人を始め、人の死にクールだったのも基調。中盤のスペースカウボーイたちは印象的。地球規模の戦いだし、名も無いキャラの死を逐一悼んでもいられない・子ども向け作品ではないという事情もあろうが。

『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』12.桜色の未来たち(終)

  • :学園祭の成功そのものでなく、卒業式〜それぞれの新天地での描写で締めて、正解かな。エピローグの纏まりとしても、テーマの昇華としても。視聴者目線に近いと思われる美香を成長の中心に据えて、さらに画面の向こうへの継承までをイメージ。少々のクドさもまあ味。
     色々言われてるように演出が前面に突出するきらいはあるものの、それも高い作画力や技術の裏返しだし、織り込み方も考えられてるし、全体的にはよかったかなと。前回の学園祭ライブパート*1も、やりたい事と描くべきものの合致は見られたと思う。
     あと、キャラ作画では、表情変化の間に挿む1コマの崩しが面白くてコマ送りしてました。ぷに感ロリ感を強調するちょっとした上唇の描き方も可愛かった。

『SHUFFLE!MEMORIES』12.番外編(終)

  • :本編?はダイジェスト、シーン自体も重複が多くて、初見の者には厳しい部分もあった。で、最終回はドラマCDにアニメが付いたような番外編。ここまででキャラの識別は付くようになっているので、脈絡の無い狂騒を眺めてるだけでもそれなりには楽しかった。小人化した面々がちょっと優しい空気を演出しかけたのが妙。
  • :作画は良いし、かわいいだけじゃないピリ辛設定な女の子たちで楽しかったです。まぁMEMORIESだけでも楽しめたかな。
    中でもプリムラ面白かったー。成長が楽しみです。