2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『舞-乙HiME』2.乙女の園を駆ける疾風!?

兄:主人公アリカの巻き起こすドタバタに行き先を設定してキャラクターと学園内ガイド。余分なことを考えさせずにすっと楽しませてくれる。 アリカと絡む前作キャラが基本的に上の立場*1というのもすっきりとした配置。以後、そのパターンを踏まないキャラの…

『Paradise Kiss』1.アトリエ

兄:ノイタミナ第2弾、矢沢あい原作の作品。というよりは、「BECK」に続く小林治監督作品としての期待作。強引に類似点を挙げるなら、触媒が音楽からファッションへ、というところ。正直成功しているのかスベっているのか判断しかねる演出もあるが、OPの結城…

『BLACK CAT』2.戸惑う猫

兄:今回も演出先行。1カットで描かれるアバンタイトルなど無闇に凝っている。ところが当の賞金首プレタ=グールの扱いは小物もいいところで、これはもうわかってやってるな。「月詠 -MOON PHASE-」なんかと同じで。あちらは金だらい、こちらはED。

『苺ましまろ』12.プレゼント(終)

兄:時期はクリスマス。サンタクロースの存在を通して子どもでいられることの価値と、それを守る周囲の奮闘を描く。伸恵の言動から大人になること、なってしまうことへの軽い諦念が窺えてちょっと切ない。通りすがりのカップルへの八つ当たりは原作にもある…

『灼眼のシャナ』2.灯る炎

兄:基本設定と作品内ジャーゴンのお勉強。個々で見ると月並みな設定と世界観の組み合わせ、ネーミングの妙に腐心しているのがわかる。優先的に理解しておくべき設定、悠二の現状はクラスメイトのエピソードと対応しているのでわかりやすい。 主人公との関係…

『ARIA The ANIMATION』2.その 特別な日に…

兄:毎年の風物詩らしいアクア・アルタに対して街を挙げた特別な対策を用意するでもなく、のんびりと過ごす心構えひとつで迎え入れるキャラ達。わざわざスカートの裾をたくし上げ、平常と違うのは長靴を履いている点くらいという灯里をはじめ、その雰囲気は…

『IGPX』2.勝つか、負けるか

兄:サブタイトルで二択を示しておきながら、今回のスレッジママ戦は苦い引き分け。このかわし方や、勝利の価値を見出すまでに挿むワンクッション辺りがキッズアニメとの一線かな。 初レースにしてルールや観賞ポイントの紹介よりもドラマに重点を置くことが…

『クラスターエッジ』2.ベリルの剣

兄:今回はまた説明台詞の処理の拙さが目立ったな。それがそのまま構成の不備に表れていて、感興の置き所がよくわからないままだった。

『魔法少女リリカルなのはA’s』2.戦いの嵐、ふたたびなの

兄:前シリーズからの引継ぎ的日常シーンを初回で終えた2話目。バトルアニメの文法に。 今回、日常生活に足の付いた唯一の場面ははやての暮らしぶり。車椅子生活者の視点をさらりと積み上げていくことが出来れば、十二分に活きる設定だよな。

『GUN×SWORD』15.ネオ・オリジナル

兄:カメオに声援を送る姿、以後拝むことはかなわないかもしれない盛装、そして回を跨いでもなお気にしているプリシラとヴァンの関係、ヒロインウェンディを軸に見ると面白かった。左側は三つ編み、右側はストレートという偶然の生み出したヘアスタイルも読…

『ToHeart2』2.おさななじみ

兄:開始後しばらくはヒロインの人数分だけ紹介エピソードが用意されているんだろうか。主人公視点を膨らませておかないと後半の展開が苦しくなってしまうのではと思うが、単純に頭数を並べてしまうよりは1話単位での見易さはあるかも。

『交響詩篇エウレカセブン』25.ワールズ・エンド・ガーデン

兄:冒頭、濃霧の森で倒れこみ、知らないベッドで目を覚ますレントンが暗示しているように不思議な空気を纏った話。絶望病やパイルバンカーへの世間的常識が説明不足な為レントンのサプライズを共有出来なかったけど、寄り道的風合いが強調されていたので、…

『銀盤カレイドスコープ』1.100億ドルの女

兄:原作は未読だが、鈴平ひろの手になるイラストに思い入れのあるファンの目には厳しいものであることは察しが付く。フィギュアシーンのテンションを上げてくるのはこれからか。ただ、ヒロインタズサの灰汁の強さは楽しかった。で、あれは正式OP?

『BLOOD+』1.ファーストキス

兄:レーティングとかゾーニング、余計なことが頭をよぎる冒頭。フックとしては先ず先ず強烈。またバイオレンス要素だけでなくエロティシズムも鮮やかで、赤がよく映えるよう設計された小夜の肌の色が功を奏している。百合演出も綺麗に決まっていた。 小夜の…

『D.C.S.S.〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜』15.歌声を届けに

兄:ここ何話かのことりフィーチャーはアイシアで本震を起こす為の前兆だった。役回りの変化こそあれ、前作の焼き直しと誹られかねないこの展開、ポイントはさくら再登場辺りかな。 妹:アイシアにはことりが幸せではないと映り、なんとか力になりたいと画策…

『地獄少女』1.夕闇の彼方より

兄:地獄への片道切符、三途の川の渡し賃が随分安値だなあ。初回ということでシステム紹介のためのエピソードであったからか。 午前0時にPCに向かってさえいればよい、とその場の勢い偏重に陥らず、あいによる契約内容の確認は存在しているらしい。それが大…

『舞-乙HiME』1.ユメノ☆アリカ

兄:サンライズ初の萌えアニメ、の初の続編。ガンダムサーガレベルの長寿作品になったら凄いな。 前作視聴者も未見の人も取り込むそつの無さ。新キャラ、旧作キャラを振り分けて紹介してゆき、詰め込み具合にも無理を感じさせない。ウェルメイド作品を観てい…

『苺ましまろ』11.初雪

兄:テキストで読んだら白けてしまいそうなボケとツッコミを間で成立させる巧さが光る。詰まらないと評される茉莉のツッコミが何故面白くないのかきっちり計算されているし、紙相撲コントではそれを引いて反転させた上でボケに転化する辺りは見事。

『BLACK CAT』1.孤独な猫

兄:脚本段階ではどうだったのか、かなりビジュアルイメージ優先、演出重視。演出の強さに見合ったストーリーの有無は原作読者ならわかっている筈。劇中での吉松孝博*1キャラの使いどころから鑑みるに、原作を素材にして、ある程度距離をとったスタッフの遊…

『灼眼のシャナ』1.全ての終わり、一つの始まり

兄:日常から異世界、そして何者かに侵食されて姿を変えた日常への帰還、とわかりやすい構成。それならば冒頭のダイジェストは不要な気もするが、ボーイ・ミーツ・ガールの瞬間を強調しておくのも悪くはないか。 日常シーンでは主人公のモノローグを多用、且…

『魔法少女リリカルなのはA’s』1.はじまりは突然になの

兄:作品内では半年、こちら側の時間換算で言うと1年ぶりの再会。続編の初回として安心して観られる作り。 魔法モノと特撮のいいとこ取りをしたようなバトルシーンは相変わらず見応えがある。そこまでの繋ぎに使われる時刻と場所のテロップはちょっと浮いて…

『SoltyRei』1.オーロラの降る街

兄:メカと美少女。印象論だけれども、GONZO×AICというのが妙に納得の出来る初回だった。中年と無垢な少女という取り合わせには既視感。ソルティのよく動くもみ上げを備えた奇矯なヘアスタイルと、外画から抜け出してきたような渋いオヤジとが同フレームにお…

『IGPX』1.輝きの時

妹:ノーマークだった…面白いかも。おとぼけ主人公タケシは、普段とマシンに乗ったときのギャップがウリ?早速、明らかに狙いを定めたあの髪のクセに、反応してしまいました。画がよく動いてたので、今後もこうであってほしいです。あのIGマシンというのは、…

『ARIA The ANIMATION』1.その 素敵な奇跡を…

妹:私の中では、ダフネの癒し版と位置づけられました。なんとなく。水の街には欠かせないゴンドラ漕ぎ。なんだか腕に筋肉つきそうで、とても女の子向けの職業には見えません。「恥ずかしいセリフ禁止!」と言いながら自分も口にしちゃってる子は、ちょっと…

『ガンパレード・オーケストラ』1.初陣

兄:ガンパレ関連コンテンツも意外と息の長いものだ。新規参入への敷居はそれ程高いとは感じられず、そこはゲーム版への間口であるからだろう。戦死者が出るかどうか、それをどう扱うかがポイントだろうか。 妹:確か…ゲームは世界観・戦闘の難解さに負けて…

『ToHeart2』1.新しい制服

兄:正統派。このみ視点で進むストーリーは爽やかプレッシャーが若干きつかったが、このオーソドックスな作りは入門者に最適か。貴くんがゴミ袋の代用にレジ袋を使っていたのが極微な生活感。

『クラスターエッジ』1.アゲートという名の少年

妹:女性向け全開なのかと思ってたら、SEEDなんかよりそういう雰囲気は薄め。今のところ。男キャラがほとんどなのは確かです。見る人によってはそれがもうアレなのかな。じゃあガンダムWはどうなのでしょう?ベリルのあの気品…まさに王子。家系のしがらみを…

『GUN×SWORD』14.スウィフト・ブラウニー

兄:意外にもザコタの再登場。確か第3話のじいさん達も後に集合写真を通して顔見せしていたが、道中で出会ったキャラ達を単発エピソードで使い捨てず旅と出会いそのものに価値を置くのは堅実。終盤は大集合かな。

『Canvas2 〜虹色のスケッチ〜』1.禁断のクラシックレッド

兄:原作踏襲なのか割合シリアス。メインヒロインと思しきエリスのトラウマへの鍵も結構はっきりと描かれている。エピソード毎にポイントとなるイメージカラーを設計していくのだろうし各話をつなぐ一本の線を強く打ち出していく作品となりそう。

『交響詩篇エウレカセブン』24.パラダイス・ロスト

兄:ビームス夫妻のレントンに対する愛情表現はちょっと出来すぎとも感じられるが、親子関係を凝縮してゲッコーステイト内との対比は一層鮮やかに。 レントンがレイ=アウトの表紙を飾った記念すべき号で彼が着用し、またエウレカの恋心とその危うさを象った…