2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧
兄:からださんの“しっかりもの”設定を、12歳としてはというレベルに落ち着けているのがいい。目が合った駅員、タクシーの運転手に会釈をしてしまうのも都市生活やら大人世界への不明や不安が見て取れた。 回想シーンでは葬式の後、誰もいない会場で目を覚ま…
兄:冒頭の貧富格差の対比、ブリタニア帝国に蹂躙された富士山、という図が世界観を非常にわかりやすく示していた。 ルルーシュに今回のような形で「正義の味方」発言をさせる辺りは上手いな。伏線としても今後効いてくるのだろうし。
兄:可愛らしいエピソードから合唱への流れもタイミングもよく、初めてミュージカルとドラマが違和感なく観られた回。歌いながらしっかりと目線の芝居を入れていたのも良い。“歌パート”演出は松尾衡。 4人の役割分担、絆構築エピソードにはちゃんと活かされ…
兄:第1話の筆記動作にポテチを食す手順を一つ加えただけで、凄く面白いことになっていた。大真面目に描く程おかしさが増すという種類の笑いの使い方も順当だったが、不意打ちってのがまた。デスノコラ以降って感じも。
兄:勢い余って告白までしてしまった山本さん。状況は出来過ぎだったけど、彼女の感情が高まっていくまでの積み重ねには説得力があった。
兄:わかっちゃいるけど結局は伍長のランタンパワーで切り抜けてしまう訳で、そうしたお決まりの絶対的解決法が用意された上でのタイムリミット表示による煽りはちょっとね。場面の繋ぎや省略には向いた手法か。
兄:菜々子がやけに都合のいい台詞を語りだした時はどうしようかと思ったけど、山崎の覚悟と自虐性を示す踏み台ということでまあセーフ。
兄:アトルに訓戒をたれる往壓の図がどうにも座りが悪すぎる。自戒を込めながら語っているのもわからなくもないが、世の道理に暗い子どもをつかまえて中身の伴わない説教を、という印象が。「罪を償って幕なんて都合よくいかない」って件からは、脚本面での…
兄:ケーキ作りから大人と子どもの錯綜を描くのは手堅い。願い石が炭と化したのがちょっとした騒ぎになって軽い事件性を帯びてきたのは、共同生活に社会の魔の手が迫るのも近いってことなのかな。 コンビニ帰り、左手にビニール袋を提げた尋兄と後ろ手を組ん…
兄:積極的にネタアニメのポジションを引き受けにいってるCMには言及してしまいますよね、そりゃあ。あのCMを挿むか挿まぬかで視聴態度にも多少の差が生まれるような。 であるからか、4人がモンスターを囲み寄ってたかって攻撃する絵が妙に面白かった。いか…
兄:えいえんを誓う2人。ここらが“いた”への転換点なんですね。であるから目一杯恥ずかしい内容にも納得。
兄:Aパートの凝った絵作りは作画としても面白く、歪んだ状況の肉付けとしても大変良かった。ただ、それだけにBパートに待っていたオチをより一層甘いものとしてしまったけど、これは好みの問題か。
兄:新旧エンジェル隊揃い踏み。前作キャラが登場する、というプロットだけでこちらの視聴テンションが上がるものの、残念な出来だったかな。両者を実際に引き合わせないところに、ちょっとした矜持を感じなくもない。
兄:多くの作品で避けて通ってきた、というか問題視する観点自体が存在しないような、キャラアイコンと校則との抵触問題。それなりの理屈を披露しているかのように見せて、実際のところはヒロインが通せば道理も引っ込むと言わんばかりの詭弁に笑った。今更…
兄:避けては通れぬ水着問題。であるはずなのだが、何だかんだと有耶無耶に。パレオ付きの水着は着こなし、スク水はNGってのもよくわからないけど、激しい運動は凌げないという理屈かな。
兄:僅かに逆転した位のからだと徹允くんとの身長差をさり気無く見せていたのは上手かった。 しかしわざわざ3人で暮らしている割には、皆さん外部との接触に結構無防備ですね。
兄:斎藤良成参加。バトルシーンでのレンズを意識した木乃香のどアップ等はそれらしく、思い切った構図が楽しい。敢えて主人公であるネギくんの意思を薄くしているようなお話は、つい流しがちになってしまう。
兄:募るイライラの解消にはレモン、ってのはメタファー読み解きには俗すぎる? 連帯責任という縛りは後付けっぽさが。これから上手く設定レベルに落とし込んでくれれば飲み込みやすいんだけど。
兄:七美と矢野、縒りを戻した2人の距離感の出し方が上手かった。 合コンで女性陣自己紹介中に席を外したり、相手の顔はのっぺらぼうだったり、竹内くんの無関心さは手に取るように。
兄:母親が我が子を捨てるにあたって、軍の局舎門前を選ぶ必然性がもう少し感じられるとよかったかな。 伍長「おっぱい」の一言は前後の間が結構良くて、狙い通り。この作品軽い下ネタが好きなのね。
兄:絵に描いたようなコールド・リーディングに翻弄される佐藤くん一行がベタなシチュエーションコントのようで楽しかった。
兄:時乃の天然ぶりに対する蓮子のツッコミと見れば、成る程「げんしけん」の彼らなんかは喜んで持て囃しそうな。 キャラデザのお蔭でそれ程際立ってはいないが、メカの上に頭部だけ乗せた薫子は大層フリーキーだ。
兄:オタクVSヤンキー、露悪趣味的な描かれ方がわかりやすくて面白かった。それに比すと締めは妙に爽やかで、それが却って気味悪いくらい。
兄:新キャラ琴美の登場。身体的にはからだと椒子の中間辺り、“今”を楽しむというポリシーもメイン2人を補完するものかな。 大人Ver.からだの子どもらしい笑顔と豊満な体付きのギャップに戸惑う尋兄、それに気付きつつもちょっとしたアクションに留める椒子…
兄:絵コンテ、演出は尾石達也。カットの切り替え時、画面一杯にビビットな色を持ってくる演出が目に留まる。画面内の色味をコントロールした上でのこの演出は効果的。
兄:「私たちもいた!」Bパートの余韻をそのままEDと次回予告に持ち込むこの番組の構成を考えると、やるのならあそこだよな。展開上、七美と矢野以外は不要、2人のボルテージはうなぎ上り、こういう回だからこそ逆に振ってしまいたくなるのだろうか。
兄:これまでの日常がリアルでなくなってゆく様を丁寧に描いてゆく回。キャラ毎の個性付けのためケイトの落ち着きには面白みがないところでもあるけど、そんな彼女に屋敷の違和感を発見させて上手くフォロー。
兄:オーランド伍長入院中につき、今回バトルは無し。エピソードとしては普通にいい話なんだけど、伍長の大口径ネタに全て持ってかれてしまった。
兄:珍しくもない姓から佐藤くんをピンポイントに連想して積極的に連絡を取ってきた委員長の解せない行動も、ネズミ講勧誘ということでプラマイゼロか。世の陰謀に陥るまいとして、より詰らない手口に引っかかる佐藤くんが面白い。