2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『創聖のアクエリオン』9.夢のかよひじ

兄:元型、集合的無意識といったユング心理学からの引用。神話的世界観を描くにあたって格好のアプローチだったのか。シリウスが堕天翅に操られ、今後の零落を暗に示すかのような展開。そして何より、ピエールの夢見たハーレムにジュンが存在していたのはど…

『まほらば』22.大事…

兄:沙夜子さんの中の母性だけでなく“女性”が垣間見えてちょっと驚き。朝美ちゃんと暮らすことと鳴滝荘に帰ることとは不可分ではないけれども、そこはこれまでの積み重ねで割と自然な流れとして受け入れられた。前回からの流れとして住人達が水無月家を突き…

『交響詩篇エウレカセブン』7.アブソリュート・ディフィート

兄:レントンへのドッキリライブ中継を見守るキャラの顔ぶれにホランドがいないことはもちろん、タルホも姿を見せないとこは微妙な距離感で面白い。ラストにシリアスな演技をさせる為のバランス取り、ただそれだけかもしれないんだけど。集団内での居場所作…

『英國戀物語エマ』9.ひとり

兄:職業意識の高いキッチンメイドが非常にいいキャラだった。階層差に嘆くでも鈍感なのでもなく、受け入れた上での一言が気持ちいい。ED後、次回予告前に挿まれたワンカットはそのどちらの役割も果たしているようで味わいがある。 妹:エマさんが大変な時に…

『ふたりはプリキュア Max Heart』17.どうする!?悩めるほのかの研究発表会

兄:昨年優れた成績を残したことが周囲からの期待と自分達への重圧となる。新規の研究を立ち上げるのも、前回の焼き直しをするのも同じくリスクを負うことだと語るほのか。この番組そのものに言及しているようで、彼女の言葉は監督のものかプロデューサーの…

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』32.ステラ

兄:全身これ砲台のデストロイによる蹂躙には燃えるものがある。今回限りで退場させるには惜しい機体、リサイクルさせるものとは思うが。ステラの死は洗脳と記憶の開放による自我の目覚めとのジレンマが過度なストレスを招いた先の心因性のもので、その決定…

『フタコイ オルタナティブ』8.サはさよならのサ

兄:解説キャラでもあり、成人男性としてのスペック比較の相手、三ツ木公彦が登場。キャラの抱える切迫感とその要因である状況設定のズレには脱力はする。ここで慣例的障害を設ける意向もまあわかるけども、まるでラブコメや萌えアニメみたいだ。攻略対象キ…

『スピードグラファー』8.神楽のともし火

兄:溝ノ口医師の回想による歯科ユニット上の神楽、荒い鼻息で曇るずり落ちた眼鏡と、彼の変態ぶり描写に余念がなかった。神楽の初潮というキーワードも登場し、更なる変態の出現が待たれる。鏡を写殺できない雑賀の弱点だけど、砕け散るのは鏡面であって雑…

『ハチミツとクローバー』7.はぐ、一緒に行こう

兄:竹内哲也一人原画の回。そういえばユーフォーテーブルは今期未達。真横からのアングルにもかかわらず、左右に体を振って歩いているのがわかる真山とか特徴的。そうしたシーンで枚数を使ったからといってもドラマに寄与するわけではないかもしれないけど…

『LOVELESS』8.TRUSTLESS

兄:立夏の部屋で草灯の燻らせるタバコ。学校生活に溶け込むためのものか江夜のネコ耳カモフラージュ。印象に残る小道具だからこそ、その不始末が気に掛かった。女子高生のたむろする渋谷はその土地柄、耳の有無がよく映える。モブの描き分けにも注視してし…

『極上生徒会』8.さらば!極上生徒会

兄:プッチャンがりのの過去を語り、香の過去も引き出す、という正しい使い方をされていた。ならば、もう少し香の右手に仮寓するプッチャンを見てみたかった。斉藤千和もなかなかに芸達者であったのだし。

『魔法先生ネギま!』21.ⅩⅩⅠ時間目

兄:友情、バトル、百合。原作では大ゴマを用いて描かれたようなカットはいくつか再現しているものの、凄まじいダウンサイジング。取捨選択のラインはわかるが、その意図ははかりかねる。そりゃ小太郎の出番もないはずだ。

『絶対少年』1.憂鬱で奇妙な夏の始まり

妹:キャラデザ戸部淑さんの淡い色使いとかちゃんとアニメで表現できてる方かも。本編と違いOPでは線を太くしてハッキリしてます。EDは恋風以来久しぶりに伊藤真澄さんの声を聞くことができました。優しく不思議な雰囲気が合ってる。離れて暮らし動物病…

『創聖のアクエリオン』8.はじめてのがったい

兄:“はじめて”への興味や不安を合体童貞が体験者である先輩に尋ねる直訳だか意訳なんだか、って軽いノリからトラウマ解消へ。合体を受容とか救済としてドラマに用いるのはいいんだけど、不動理論がオチだけってのはやはり食い足りない。独断でパイロットを…

『交響詩篇エウレカセブン』6.チャイルドフッド

兄:「(大人でも男でもなく)レントン・サーストンだから」って台詞がわかりやすくて良かった。モノローグでの語りと基本的には変わらないが、エウレカの問い掛けへの返答というのが効いている。営倉入りが罰則として設けられているのが、少し意外。ゲッコ…

『ふたりはプリキュア Max Heart』16.なぎさノリノリ!ラッキーカラーで絶好調!!

兄:ラッキーカラーと連呼していたので、今回ならではの彩色へのこだわりに注意していたが、どうだろう、どこまで指摘できるのかちょっと判断が付かなかった。ハーティエルはクイーンのパーツであるのと同時に、プリキュア2人の持っている、或いはどちらか一…

『まほらば』21.親・子

妹:黒崎親子の事情複雑すぎ!沙夜子さんは、自分の屋敷で庭師として働いていた黒崎と駆け落ちして、黒崎が施設から引き取ったのが朝美ちゃん。普段の沙夜子さんからは想像できない行動力だなー、駆け落ちだなんて。というかよく今まで生きてこられたなと。…

『英國戀物語エマ』8.時計

兄:直接的にも隠喩的にも全ては“その瞬間”に向けて積み上げられていく、という構成。ケリーに必死で呼びかけるエマさんはBGMで処理したりとあざといといえばあざといんだけど、静的、動的の切り替えが良い。重要な回に見合った小林常夫監督のコンテでした。…

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』31.明けない夜

兄:シンが救命した次の回で戦場に駆り出されるステラ。物語内外で巻きが入っているのかもしれないが、その無情さはわかる。シンの正当性を認めた形と自分勝手な錯覚を生んだ軍上層部の決定、そして恐らくこれに係っているアークエンジェル内、キラを励ます…

『フタコイ オルタナティブ』7.双葉恋太郎最初の事件

兄:物語の展開や、キャラの心情に合わせてころころ変わる天気がものすごいが、こういう描写ならアニメーション作品としての意味があるというもの。キャンパス内のベンチに腰掛ける恋太郎がサッカーボールをこねているカットは非常にリアルで作画力の高さに…

『ハチミツとクローバー』6.……なあ山田、なんで俺なんか好きになっちまったんだよ

妹:どうもひとりだけ暗く浮いてる理花さんですが、こんな辛いことがあったとは。事故後しばらく付き添っていた先生は理花さんに対して恋愛感情はなかったのかな。あの時点でふたりがくっつくというのもありそうなので。就職が決まり、卒業していなくなって…

『スピードグラファー』7.猟奇ドリル

兄:生理に訴えかけるドリル音。音響スタッフのいい仕事。でも実際雑賀の能力とでは勝負にならない気がするがどうか。神楽の命はもって半年とのこと。永久パターン防止策か。半年=2クール?

『LOVELESS』7.TEARLESS

兄:立夏からの携帯メール。ニーチェを愛読する小学生が顔文字の連投をするギャップ。草灯の言うとおり、子どもなのでしょう。スペルバトルで火が付いたか、草灯が放つ東雲先生への言葉攻めがひどくて笑った。 妹:全くといってイイほど関係ありませんが、先…

『極上生徒会』7.おせっかいが好き

兄:栗須四門。コナミネタの使いどころとしてはあまり芸が無かった。安易に頼ることさえなければこういう小ネタは歓迎。で、栗須君にはご愁傷様と言うしかない不憫な話。今回は友情にフォーカスしたエピソードであるとはいえ、第2話に登場したプロポーズ男と…

『魔法先生ネギま!』20.ⅩⅩ時間目

兄:種々のイベントを前倒しにしていたのもあってやたらにダイジェスト。久々にネギくんが主人公らしいポジションに返り咲く、という展開の割に小太郎の出番は無いのかな。残念なことになるかもしれない>妹。 妹:小太郎の出番>そうなんだー…。いや、今回…

『愛してるぜベイベ』24.大スキな人への手紙

兄:ゆずゆの手紙がちょっと小奇麗に過ぎたなあ。ディテールにこだわるよりも視聴者へのわかりやすさを優先させたのでしょうか。こころの父親は何度と無く繰り返し指摘されている少女マンガの弱点である、老いが描けないことをそのまま踏襲してしまっている…

『創聖のアクエリオン』7.深紅の薔薇の騎士

兄:図書館での課題、レポート作成――多分感覚系解放による情報収集、抽出、処理の訓練とかそんなの――は単なる導入だったのかな。不動司令がその場のノリで発した言葉が折り良くハマっただけ、にも見える。エネミーアナリストの予想に異議を唱えるシリウスと…

『まほらば』20.学園祭にて

兄:オカルト研究“部”は存在しても、管弦楽は“同好会”止まりなのね。自称なのか、学内での権力構造によるものか。学園祭を舞台に小ネタを畳み込む前半から沙夜子さんの過去に迫る後半。ドラマよりも、制服コスによるサービスに心を引かれてしまった。

『交響詩篇エウレカセブン』5.ビビット・ビット

兄:レントンの催す吐き気は今回のうちには克服できないわけか。初恋の味との重ね方がいい。タルホの奔放さの裏返しとしてさびしい女性扱いし過ぎず、こちらは今回で切り上げてくれた。

『ふたりはプリキュア Max Heart』15.憧れの先輩は大親友!?

兄:出来が良いと思ったら西尾監督の演出担当回。3on3の使い方が上手いため、台詞での説明は比較的抑えられた。憧れの先輩であるなぎさ、ほのかのすごさとひかりの「ポジションの良さ」。キャラ立てに打って付けだったし、一体感の演出にも功を奏した。翌日…