2005-01-01から1年間の記事一覧

『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』

兄:本編の終了は昨年12月26日、1年の間を置いての特別編放映。設定周りで記憶の薄れている部分もあったものの、ストーリー内に上手く織り込まれていたので苦もなく思い出すことができた。 本編に違和感なく繋ぐための予定された悲劇で、L作戦の内容もなかな…

『ARIA The ANIMATION』13.その まっしろな朝を…(終)

兄:期待も予想も裏切らない最終回。全て一話完結、大きなうねりがあるわけでもない。とかくアクアの日常は人の想いと小さな奇跡の積み重ね。そうしたシリーズの締めは世界の祝福を象徴するイベントをこなし、最終回感を演出していた。 シリーズ振り返って印…

『魔法少女リリカルなのはA’s』13.スタンバイ・レディ(終)

兄:本来ただの道具に過ぎないものへの愛情はシリーズ通して語ってきたテーマではある。それをドラマへ十分には振り分けず、バトルのツマにしてきたからなあ。「泣ける」場面が点描にしか感じられなかったけれども、狙いを大きく外しているのでもないのだろ…

『クラスターエッジ』13.カールスの遺したもの

兄:回想シーンの殆どはキャラの解説付きで懇切丁寧。複数の人間にカールスを回顧させ語らせるが、故人がその像を結ぶか結ばないかというところに留めておく辺り、記憶の継承とも関わって面白くなってきたかも。

『GUN×SWORD』26.タキシードは明日に舞う(終)

兄:終ぞ議論のかみ合うことないヴァンとカギ爪。エレナが蘇る=彼女の死が奪われる、とまで言い切るヴァンの格好良さよ。そんなヴァンの力を認めた上で「バカ」の一言で表現するカギ爪は、作品への視座の一つか。 物語上それ程必要性を感じなかったヨロイも…

『ToHeart2』12.春風

兄:物語を再びこのみ視点に。“恋の生まれる三原則”は相思相愛になってからが始まり、周囲の働きかけで加減速するラブコメ展開そのままでちょっと面白かった。

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』FINAL PLUS 〜選ばれた未来〜

兄:ラスト2話辺りの戦闘シーンをメインに繋ぎ直し、各キャラの背景は回想シーンと視聴者の記憶に任せる。話数と尺が足りずに描ききれなかった新規パート、エピローグを放送するためのスペシャルだったか。 最終局面にアスランを追加したり、キラとシンの和…

『交響詩篇エウレカセブン』36.ファンタジア

兄:作画がいまいち振るわなかったため、エウレカは実際すごい顔に。まだやりすぎ感はいいのだが、タルホに施されたナチュラルメークの成果にもう少し印象的なワンカットを入れて欲しかったところ。

『ふたりはプリキュア Max Heart』43.最後の冬休み!特別授業だザケンナー!?

兄:バトンの受け渡しの話。3年目の主役交代にも敷衍するようなテーマでもあったのかな。まだ卒業式が控えていることを考えると、中途半端にならざるを得なかったか。

『D.C.S.S.〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜』26.幸せの鐘(終)

兄:アイシアの気付き、転向から一気になだれ込むラスト。他人への羨望から、その幸福を願って自ら身を引くまでの変化、最も描くべき部分をスルーしてしまった。初音島における利他主義的幸福観が最後まで説得力を持たず、無駄に増加したヒロイン達の担当エ…

『銀盤カレイドスコープ』12.シンデレラ(終)

兄:正直、スポーツものとしてフィギュアスケートへの興味を喚起するような作品でなかったのは確か。それは1回で終わったフィギュア講座からも明らか。 でも、個人的には憎めないアニメ。ノベル原作という点がポイントであるような、タズサとピートの洒落た…

『BLOOD+』12.白い霧にさそわれて

兄:すごくゲーム脳を刺激するガンアクション。主観視点の使い方もかなり意識しているのだろうなあ。 小夜のだぼっと着た上着のみのアーミー姿は狙い通り。

『地獄少女』12.零れたカケラ達

兄:絵コンテに後藤圭二。明らかに平常より手間の掛けられた画面作り。凝ったレイアウトが深沢先生の表情を隠蔽するのを手伝っているのも巧い。 柴田の取材を入れて、2人の苦悩を特別なものにしないことで選択の軽さ、社会観と地獄観の捻れを描く脚本も良か…

『ノエイン もうひとりの君へ』11.スレチガイ

兄:高名なシュレディンガーの猫にもご登場願って郡山さんと量子力学の勉強。サイコロの出目に介入できるのが龍のトルク?ともかく難解だということはよくわかった。(←多分制作者の意図する感想)公園ではアイの傍らに小道具として猫を配置していたし、ちょ…

『舞-乙HiME』12.仮面舞踏かい?

兄:前回のスリ少女がマシロ側の視点で再登場。なるほど上手く出来ている。ちょっと捻って3人でまわす入れ替わりネタも面白い。 ジパング国の外交姿勢と巧海くんの過去にも絡む信念を借りて論じるオトメ制度への批判。前作まで視野に入れたような発言である…

『ARIA The ANIMATION』12.その やわらかな願いは…

兄:絵コンテは佐藤順一。SF的世界観を用いながら、事象の説明には考証を要するんだか要さないんだか、かなり簡便なタイムトンネル。泣きのスパイスとしてあの崩し顔は結構重要なのだろう。その点今回はちょっと弱かった。 今回が最終回でも良いような話、が…

『魔法少女リリカルなのはA’s』12.夜の終わり、旅の終わり

兄:大作系RPGラスボス戦、その再現をしたかったのかな。息も吐かせず大技を叩き込んでいく件ではカタルシスを得るどころか、その大味さに中途でかったるくなってしまった。 腰骨のラインまで丁寧に拾ったはやての変身シーンはかなり良かったが。

『ガンパレード・オーケストラ』12.風立ちぬ

兄:難病に侵された少女はやはり海を見たがるものらしい。深澤が理名に思い入れる理由がこれといって示されるでもなく、定型エピソードにキャラクターを当て嵌めて拵えたような回だった。

『クラスターエッジ』12.アゲートの叫び

兄:惨劇の舞台、教会で奇跡パワーを発揮するアゲート。OPからのカット流用もあって、先ずは端正な画を見せるというスタンスがわかりやすい。銃火器の大雑把な扱いも、アゲートの揮う力の不可解さに妙な説得力を与えていた。

『GUN×SWORD』25.バカがヨロイでやってくる

兄:各々相対するべき相手を前にするラス前。スパイスとしての“バカ”の利かせ方が楽しい。 ジョシュアを適例に、行動原理や対立軸が復讐のサイクルから離れたところにシフトして、同時に強い動機付けを崩されかかっているヴァンの結末は…、と最終回へのポイ…

『ToHeart2』特別編

兄:どうやら放映話数にはカウントされない模様。特別編と銘打つのは本放送時のみの映像ソースということでしょうか。 内容的にはそれなりに纏まった*1キャラクター毎の編集。進行役であるこのみとタマ姉のナレーションが低年齢向け作品の特番のようで意外と…

『ふたりはプリキュア Max Heart』42.銀盤の恋人たち?滑って転んで大ピンチ!

妹:クリスマスイベントとしてなぎさに用意されたのは藤PたちとのWデート。ここまでくるだけでも時間がかかったなぁ。主役交代(まだ未確定?)を受けてのラストスパートでしょうか。自分の素直な気持ちを遊園地のど真ん中で叫んだのはいいけど、藤Pには届い…

『BLOOD+』11.ダンスのあとで

兄:期待通りに白いドレスを切り刻んでくれて満足。各種衣装とのマッチングを考えてデザインされた小夜のルックスが活きるというもの。 舞台リセ・ドゥ・サンク・フレシュは今回まで?画面に彩を添えるという要求は満たしていたが、掘り込んで欲しかった部分…

『ノエイン もうひとりの君へ』10.アラシノヨル

兄:ミホの合いの手「タイムワープもののお約束」ってのが面白い。ミホの趣味とカラスを前にした現実の咀嚼の仕方でキャラを立てつつ、お約束からの逸脱をうまく使っている設定面にさらりと触れる。

『舞-乙HiME』11.HAPPY☆BIRTHDAY

兄:9月7日、三者三様の誕生日。この日取り、前作キャラでは日暮あかねの誕生日と一致しているけど、含意のある数字なのかどうか。 あちらこちらと所在を移すニナの時計の移動に一役買ったスリの子ども。幼いニナとの重ね合せ、現在のニナとの距離、特に後者…

『IGPX』11.そして…

兄:前回の引きを受けたレースシーンから開始。1度目のVSスレッジママ、VSヴェルシュタインのようなハズシは用いずに決着まで。最終戦に向けてマシンを使った実戦形式の練習風景などは描かず、入れ込みすぎない精神論に振っていくので必殺技への対抗策は見え…

『ARIA The ANIMATION』11.その オレンジの日々を…

兄:絵コンテは佐藤順一。いつか訪れる“今”の終わりをアニメ版で描くことは恐らくないだろうが、いい話だった。長めの芝居を入れたりとした見せ方、ゆったりとしたテンポが、そのまま時間の流れやその場への愛着を描写している。カンツォーネをあれだけたっ…

『魔法少女リリカルなのはA’s』11.聖夜の贈り物

兄:なのははバトルで頑張り、フェイトとはやては己の願望と向き合う。徹底してなのはの内面は描かない方向なのだな。フェイト、はやてと違って欠落や悲劇性が設定上用意されていない分、奇麗事が浮いてしまう感も。ユーノくんの指示、“わかりやすくぶっ飛ば…

『ガンパレード・オーケストラ』11.真昼の決闘

兄:白の章と比べると、連動イベントである食糧事情の悪化一つとってもその差がわかりやすい。青森ではファミレスが営業していたし。当然筋トレの位置付けも変わっている。

『クラスターエッジ』11.それぞれの想い

兄:総集編を挿んだ影響なのか変な飛び方をするエピソードや、作画省エネを兼ねた演出が妙な雰囲気を醸し出して面白い。 クラスターE.A.女子部の存在に色めき立ったのも束の間、憤るベリルの前には無用であった。