『GUN×SWORD』２６．タキシードは明日に舞う（終）

• 兄：終ぞ議論のかみ合うことないヴァンとカギ爪。エレナが蘇る＝彼女の死が奪われる、とまで言い切るヴァンの格好良さよ。そんなヴァンの力を認めた上で「バカ」の一言で表現するカギ爪は、作品への視座の一つか。
  　物語上それ程必要性を感じなかったヨロイも、本作をロボアニメの系譜に強引に位置づけて、過去作品――特に議論とロボットバトルが並列されるガンダムシリーズ――への返歌とする意図か？そういう意味ではヒーローと敵役の対立軸の作り方なんかは興味深いですが。
  　エピローグは蛇足一歩手前だけども、初回のウエンディの発言を受けて彼女の物語の幕を下ろすにはああなるだろうし、変な郷愁を残さないのもらしくて良かった。
• 妹：気持ちの良いバカばっかりでした。こっちも親しみをもってバカと言ってしまうくらいに。熱いノリはもちろんなのですが、どっちかというと笑いの部分が気に入ってました。
  ヴァンのひょろひょろした素敵な体型がもう見れないなんてー。