『あさっての方向。』8.あさっての方向

  • :からださんの“しっかりもの”設定を、12歳としてはというレベルに落ち着けているのがいい。目が合った駅員、タクシーの運転手に会釈をしてしまうのも都市生活やら大人世界への不明や不安が見て取れた。
     回想シーンでは葬式の後、誰もいない会場で目を覚ますってシチュエーションが印象的。慣れない料理をする尋兄の後姿、本当に不器用そうに描けていて地味に上手かった。