2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧
兄:異形の存在、縁といった世界観を四月一日の眼を通して紹介するちょっとした小話。百目鬼の試合の観客は群集としての描き方が徹底していて、無関係な物体というのがちょっと怖いくらい雄弁に語られてた。 そういえば「液キャベ」がそのまま使われてました…
兄:キョウに、そして視聴者に世界の成立論理を刷り込むための量子論講義。授業の形を借りて行われたそれを、板書された内容と教師の持つ教科書の変化で示したのは一寸スマートな手際。
兄:前回、街へとナンパに繰り出した亨と裕史郎には女の子ウォッチをさせるのみに止まったことから予想していた通り、実琴の彼女は後姿のみの登場。作品としての演出意図以上に、つだみきよ他作品との繋がりを註釈していく手間の問題とするのが妥当か。
兄:長門有希、朝比奈みくる、古泉一樹の非一般人的素性が一気に明らかに。個々を取り出してみれば月並なラノベ的想像力の設定だけれども、制作側もそれを心得ているのが見て取れる。状況設定の理解を求める以上に、各人のキャラクター性に沿い、また膨らま…
兄:自分のキャラ作りに熱心なホスト部面々の中でも、取り分け噛み砕いて自分達の売りを語ってくれる常陸院兄弟のエピソード。そんな2人の態度で煙に巻いてしまう笑いの部分、ホスト部内キャラ設定からほんの少し零れる、もう一段上部のレイヤー、作品的キャ…
兄:掌編2本。キャラ作画が若干荒れてきてるのが目に付くけど、前後半共に雰囲気アニメらしいお話だった。 灯里の「い」を「ひ」と発音する口癖(?)は原作由来なんだろうか。ここに来てようやく耳に馴染んできたが、開始当初は新規属性付けするかのような…
兄:今回ラストで圭一の遺したメッセージから観客への訴求がされていたけど、こちらの推理に対してどれだけフェアな提示がされているのか疑問を残すところ。推理モノでなく、サイコサスペンスとして観るなら安定した出来。
兄:ルーンが女学校にやってきたのは自らの申し出ではなくユーシスの指図によるものだった、とのこと。各人の思惑が絡んでいるのは想像がつくし、言葉通りにとるべきでないにせよ、チェスに完敗しておきながらの余りの物言いが面白かった。回想込みでの事情…
兄:イレーヌの死、というか消散。翼手らに使われるグロテスク描写とは異なるベクトルで演出される最期が用意されていて、感傷的な雰囲気に持って行く導入として成功してた。ラストシーンまで奇麗に繋がっていたのも上手い。
兄:由真の含羞の無い生理発言。他作品ならともかく、この作品ではどうということの無いナチュラルさ。競技中のケガなんかをリタイアの理由にしないのがらしいところだ。
兄:肉弾戦でセイバーと互角以上に渡り合う教師、葛木。2ndOPのネタバレで意外性は皆無だったが、何の脈絡も無い鬼神ぶりには驚いた。