『京四郎と永遠の空』12.永遠の空(終)

  • :空を失った京四郎さんが見せた大仰な芝居は、作品の真骨頂という感じでよかった。詰め込みまくった設定(学園都市とか機動風紀七番隊とか)が最後までどうでもよかったのも良し。オフィシャルページ内用語集*1の確信犯振りも明らか。ただ、こういう路線で1クール興味を持続させることの困難さを感じてしまう。中盤の、空が攫われることで進むストーリーの投げ遣りさなどにも――ストーリーの整合性とか大して気にして観ていないくせに――だれてしまったなあ。

『天保異聞 妖奇士』24.後南朝幻想

  • 印旛沼リヴァイアサン降臨。バトルシーン単体での出来はやはり良い。お話自体は作品の纏めに入ろうと状況がどんどん進んでいく一方。往壓に刃を向ける元閥の件なんかもするする通過していくのが惜しいなあ。

『コードギアス 反逆のルルーシュ』22.血染めのユフィ

  • :ユフィの想いとは裏腹に、想像を絶する非道い展開。衝撃シーンへの段取り、緊張と弛緩やスピード感の操作が上手かった。経過や結果はどうであれ、結局大勢にとってお飾りや道具に過ぎないユーフェミアという扱いも一貫していていいです。天然、狂気、奇異、非日常感を混然とさせる南央美キャスティングも大成功だ。

『Pumpkin Scissors』24.軍人・平民・貴族(終)

  • :6話かけて引っ張った舞踏会襲撃騒動の落着で、作品も締め。アリス少尉とオーランド伍長の距離を縮めるも、伍長の事情に踏み入らせていないのは原作との兼ね合いプラス第2期への布石か。そこを加味しても、最後まで伍長のウルトラマン的扱いにはツッコミを入れたくて仕方なかった。

『コードギアス 反逆のルルーシュ』21.学園祭宣言!

  • :関係者を一同に集める学園祭。渾然となった日常と闘争をさらにシャッフルさせるには最適。キャラの離合集散そのものが人物相関図を成していて、取り回しの上手さ、というか大胆さは流石。