2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『タイドライン・ブルー』2.裏切者

兄:キールと、そしてテレビの前の視聴者と同じくイスラの授乳に反応。変にイスラに赤面させたりしないのが健全というか、些かあざといというか。その描写からイスラとジョゼの対比を匂わせ、キールとティーンの変奏にもなっているのは上手かった。ヤビツの…

『奥さまは魔法少女』2.シチューはOKよ、ということ

兄:演出に大畑清隆。どこまで意味があるんだかわからない遊びは十八番。不思議な空気感や間の取り方はやっぱり上手い。魔法少女の力はキスによって失われるという言い伝えを夫婦仲の不和と結びつけたり、ファンタジーとリアルのブレンドの妙。

『極上生徒会』15.私が此処にいる理由

兄:奏や久遠の台詞を借りてかなり作品のテーマに迫るような言及。みなもの抱える先天性の病設定とも繋がる。基調としていたゆるいノリもやがては終焉、卒業する定めにあるのか、それともやっぱり前フリなのか、どちらに進むんだろう。

『かみちゅ!』3.そんなつもりじゃなかったのに

兄:神様と日常との接点が楽しい本作。今回は神界のハンドメイド感溢れるミニコミ誌のような刊行物がいかにも懐かしい小物。度々描かれるゆりえの癖はキャッチーな仕種として萌えポイントも高く、口唇性格的な彼女の内面の現われと見ても面白いです。

『創聖のアクエリオン』15.初恋のアクエリオン

兄:ピエールの盛りっぷりに呼応するかのように不動司令の精神論も突き抜けていて面白かった。わざわざ、というポジション取りをしておいてパンツを見られたことに憤るクロエには突っ込んでしまう。キャラクター達の貞操観念や羞恥心、奔放さや無頓着さをそ…

『ふたりはプリキュア Max Heart』22.恐怖のバルデス!追いつめられたプリキュア

兄:前シリーズでは思わぬ伏線が張られていたようだ。ほのかの記憶力と明察に感嘆するというよりも、スタッフのネタの掘り起こしポイントに吃驚。後付けで致し方ないにせよ、霊験あらたかな土地として描かれていましたっけ。自分の記憶もかなり曖昧。

『交響詩篇エウレカセブン』13.ザ・ビギニング

兄:エウレカを救う為、意外とも言えるくらいに強かな面を見せるレントン。一方、思いのほか抜けたところのあるドミニク。レントンはゲッコーステイト、ドミニクは軍、それぞれの所属集団から離して少年2人のキャラを立て、状況を利用した呉越同舟の面白さも…

『絶対少年』8:伝承と記憶の狭間で

妹:田菜の謎とあまり関係ないのかもしれないけど、海野がいることによって面白さが増してます。彼女にキスを誘われたときの歩の断り方なんて、中学生とは思えない。歩と美紀のことが気になるのか、いつもの落ち着いた声でやんわりとけん制した鏑木くん。そ…

『D.C.S.S.〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜』2.読めない地図

兄:アイシアたっての願いで初音島巡り。あちこち彷徨することで前回出番を逸したキャラクターの顔見世と朝倉兄との関係性の紹介、舞台設定の補足、何よりアイシアとのコミュニケーションを進める、とにかく歩き回らせることに主眼を置いたエピソードだった…

『おくさまは女子高生』3.学園祭でいらっしゃいませ 4.子供ができちゃいました…!

兄:企画段階で想定されていたフォーマットから紆余曲折あっての放送らしいことは各所で目にした。企画当初の名残か狙い澄ました定型か、毎度の幕開きでの麻美ちゃんのナレーションに思わず笑ってしまう。放送2回目にしてこの先のマンネリズムを想像させるの…

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』38.新しき旗

兄:守るべきものを定義してそこから討つべきものを判定していくシンには納得できないこともないが、その相手にルナマリアを落とし込む展開は唐突。キスシーンの空気を察したルナマリア、一方それと気付かず鈍いシンは彼女を抱きしめる、といったところまで…

『シュガシュガルーン』2.かえるとねずみのラブバトル

兄:魔界の通貨で換算されるハート。カエルに対するショコラとバニラのリアクションに反応を見せるのは男子のみ、学園の王子様を取り巻く親衛隊、という異性、同性の視線の差異。なかよし読者の年齢層と作品内で示される世界観とを考えると面白いな。ショコ…

『スピードグラファー』14.人妻神楽

兄:神田神父と電気の接点は何なのだろう。神の裁き=雷、神鳴りでいいんでしょうか。なんかそれ以上にカリ城パロディを採用した意図がわかるようなわからんような妙な居心地だった。とにかく水天宮は天王洲グループと女神の資質であった因子を手にし、雑賀…

『タイドライン・ブルー』1.浮上する亡霊

兄:原子力空母が山の頂きに存在する町ヤビツ。このビジュアルイメージの見せ方が手堅くて、テンポも良い。先行きに期待高まる初回だった。イスラの出産とグールドの襲撃、それぞれの状況に切り替えるタイミングが上手く、気持ちの良いシンクロ。時代を半歩…

『極上生徒会』14.極貧生徒会

兄:先天性の心臓疾患か。もちろん月並みで安手な悲劇にならぬようバランスはとっている。超脚本とか超先生とか。ただ脱力アニメの括りから言えば扱う不幸のサイズに若干戸惑った。

『GUN×SWORD』1.タキシードは風に舞う

兄:ストーリー自体には特別引き込まれるところはなかったものの、演出には惹かれる点も。ヴァンとラッキー・ザ・ルーレットが交互に引くトランプの数なんかは細部ながらも意味ありげ。ヴァンが台無しにするステーキも出来立ての美味そうな図をアップで入れ…

『かみちゅ!』2.神様お願い

兄:神様のいる日常風景をきっちり成立させるディテールへの目配りはすごい。不意にリアリティーに足のついた描写が挿入されてファンタジーとの距離感が巧みにコントロールされています。ゆりえの表情の変化にも力が入っている。表情パターンの練りこみはか…

『創聖のアクエリオン』14.光る影

兄:光影合一拳からEDまでの流れが綺麗。続くエピローグで見事フィニッシュ。リサイクルとはいえ、EDロールの脇で使用されるシーン群もエピローグまでの繋ぎとして充分に機能している点も良かった。ラス前クライマックスからEDテーマ開始、の演出に見合った…

『あかほり外道アワーらぶげ』1.天下御免だラブフェロモン! アメアメフレフレ大作戦!

兄:善悪の転倒をやりたいのか。こういう構成は事件の多面性を描くには格好のものかもしれない。あとは煩悩を前面に押し出したセンスとの相性。15分×2というスタイルがそこら辺上手く中和してくれればいいけど。

『ぱにぽにだっしゅ』1.寒に帷子 土用に布子

兄:新房昭之監督は前作で手ごたえを得たのか味を占めたのか、月詠の発展形といった作りだった。月詠では一応存在した物語を除いてキャラクターが残った。斎藤千和は“可愛いもの”イメージを引き受けることとなった、のでしょうか。ギャグアニメの持つ特質か…

『奥さまは魔法少女』1.kissはだめよ、ということ

兄:ヒロインは井上喜久子、という点に意味性を見出せる、思い入れを感じるかどうかに委ねられる点を除いても割と普通に見られた。それでも長谷川眞也デザインに依るところは大きいかな。上手くエロとポップを共存させている。人種としての“魔法少女”のいる…

『ふたりはプリキュア Max Heart』21.ど〜なる?ど〜する!?禁じられた出会い

兄:演出が良い。特に自転車の使い方が良かったなあ。ちょっと野暮ったいフォルムや、大輝君と自転車を挟んで歩きながら会話する際サドルに手を乗せているひかり。自転車を映す場面での配置も見事だった。

『交響詩篇エウレカセブン』12.アクペリエンス・1

兄:アミタドライヴの影響かレントンの主観成分でできているような悪夢。コーラリアンに飛び込んだ3人の意識の交錯?はどうとでもとれるようなどこまでも解読できるような描写。イメージは面白かったけど、ほぼ丸々1話割いて描く内容かどうか疑問は残るか。…

『D.C.S.S.〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜』1.あれから2年…

兄:前作で魔法の解けた初音島。それでも舞台装置としては健在、丁寧な背景美術の仕事に支えられて風景描写による雰囲気作りに大いに寄与。キャラの基本デザインに変化はなく、2年の歳月の表現が今回のメイン、ことりに与えられていたかどうか把握し辛い部分…

『おくさまは女子高生』1.みんなにはナイショだけど… 2.ラブレターもらっちゃった!

兄:川澄綾子起用のOPで当てられた感がある。EDも3人ボーカルの1人が川澄さんなんですね。原作既読の身からすると市丸の生真面目さが空々しくて仕方ない。掲載紙はヤングジャンプ、恐らくはグラビアのマンガ化というコンセプトで企画されたのだろう、当初ス…

『シュガシュガルーン』1.チョコとハートの流れ星

兄:安野モヨコ原作の魔女っ娘もの。このジャンルは換骨奪胎のポイントをどこに置くか、にまず目が行ってしまうんだよな。ショコラとバニラの当面の目標はモテ、そこを足掛かりに魔界と人間界でのキャラ売りに思い至るとこが現代的少女マンガ風味?人前での…

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』37.雷鳴の闇

兄:逃げるグフ、追うデスティニー、レジェンド。アスランとレイの激論に揺れるシン、の構図とロボットバトルが更に同期しているとなお良かった。今のところ種割れ時のシンは平静を失った状態であるとして翻意の芽を残しているんでしょうかね。かつてのキラ…

『フタコイ オルタナティブ』13.3人でいたい(終)

兄:恋太郎の抱える自意識の問題という筋は1本通っていた。でもあらすじ紹介となると珍奇になるか陳腐になるか、そんなシリーズ。とか書く前に恋太郎本人に「でたらめな夢」と回想させて先手を打たれてる。日常からガンダムSEED DESTINYばりの陰謀史観を経て…

『スピードグラファー』13.銀座番外地

兄:医学的見地からの設定補足。やっぱりDNAは便利だ。雑賀と銀座のタッグの前に敗退した百合ヶ丘。割合普通の手合いで、変態描写は不足していて残念。実体化、巨大化した刺青蜘蛛の腹にコバンザメの如く張り付いて雑賀を追走する絵がやけに可笑しかった。

『LOVELESS』12.ENDLESS(終)

妹:綺麗なお兄さんと危ない課外授業も今日で終わりか。草灯の妖しさと、立夏くんの可愛さがアニメでも十分映し出されてたので満足!声がある分、アニメの方がムズムズしました。死んだはずの清明らしき姿が現れたりと、兄も相当正体不明な人物だけど、やっ…