『KURAU Phantom Memory』24.さよならの前に(終)

041217

  • :前回のリナクスを一身に受け止めたクラウがどうなったのか、を回想止まりに簡単に済ましたのは良かったのではないでしょうか。KURAUはアクションモノじゃなくて人情モノなんだ。
    クライネおばさんたちの家に帰ったクリスマス。リナクスが完全に消えたオリジナルクラウはまたお父さんと暮らすことに。同じ姿かたちなんだけど、クリスマスにとってはクラウであってクラウではない。対がいないってどんな感じなんだろうなぁ。
    そして10年が過ぎました。王警視正がまた渋かっこよくなられて…!ポニーテールのクリスマスが最上級に可愛いよー。対がいないままだったクリスマスのもとに、リナクスを別の世界に導いて、再びクラウが戻ってきた!これでクラウは全部で3人になったのか?リナクスって寿命あるのかなぁ。リナクスって結局なんだったかまだわかってない私はいいのか。テッドの恋の行方も気になります。アヤカとダグは一緒にはならなかったのか。
    最終回はKURAUらしく綺麗に終わったと思います。ちょっと疑問も残しつつ。ラストのWelcome homeもこれまた良かった。見ていて顔が緩みっぱなしでした…。
  • :上手く閉じました。前回懸念していた部分、リナクスという設定の整合性をとるのは放棄したとも言えるけど、ここに来て多弁になるよりずっと良かった。リナクス先にありき、では無いんだし。
    処処方方で言われていますが、シリーズ構成が弱い作品だった。失ったもの、欠けたものを取り戻す話として締める最終回は綺麗なんだけど、この最終回が作れるなら、と感じてしまう訳で。今回から逆算していくと、不必要だったものや、不十分だったものが見えてくる。設定制作にしても2クールという期間にしても、スケールデメリットが露呈していたような。惜しい作品。