『蒼穹のファフナー』25.蒼穹〜そら〜(終)

  • :友達、家族、社会まで広げた人間関係の幅を、ラストの一騎と総士で取りまとめるのは物足りないような気もするし、充足したような気もする。序盤で2人の関係をもう少し印象づけておけば、というのが惜しまれる点。
    終わってみれば、意外と内に向かうストレートな自己探求が少なかった。あちらと違って、あなたがいる、という部分に重きを置いた結果か。それが時代の気分なのかどうかはわからないけど、思春期ものとしてひとつのアンチテーゼ*1を打ち出した、ということになるのかな。企画段階での縛りを後半の展開でどうにか昇華させた珍しい例。

*1:キーワードで先回りされていて苦笑