『巌窟王』23.エドモン・ダンテス

  • :伯爵、エドモンとしての最期を迎える。引き戻すのはエデの愛ではなく、アルベールの抱擁(ほとんど口づけ)。ここに来てなお、そして紆余曲折があったればこそ、伯爵の高潔とも言える魂への敬愛を示すアルベールは何よりの救済となったか。もう少しじっくり見たかった部分。
    毎回導入に入るナレーションはやはり巌窟王のものだった。伯爵を離れ彼は何処へ?復讐の具現者との対峙をアルベール一人に負わせるには荷が重過ぎるかもしれないが、予告のカットまでした次回、何を見せてくれるのか、待つ。
  • :最終回ではないはずだけれど。
    鎧の闘いは、嫌な記憶がよみがえって悲しくなります。見てて痛いんです。巌窟王との契約により死なないという伯爵、フェルナンに刺されたってへっちゃら。腹に傷を負ったアルベールも交えて、ついには人質合戦。父さん…!妻を撃ち、今やこんなことになっても、まだ我が子を想う気持ちは残っているのか。子供が殺されるなんて、自分が死ぬより辛いですよね…HiMEといっしょで。
    伯爵の弾丸がアルベールにむけ放たれ、それをかばった親父…じゃなくてバティスタンか!先週から、一気に株を上げにかかったな!
    伯爵がアルベールを取り込んでいるような感じのあのメインビジュアルに対し、伯爵を包み込むように抱きしめたアルベールが印象的でした。エデの言葉はとどかなかったのに、アルベールの愛が伯爵を解放したといいましょうか。原作ではエデに与えられた役目だったと記憶してます。ま、主人公はアルベールだから。エドモンとフェルナンを残し崩れていく屋敷が、世界の終わりのようで…。
    アルベールがフランス語をわからなかったらどうしようかと思いました。