『英國戀物語エマ』12.スズラン(終)

  • :人違いで話しかけられたのは自分の方だというのに思わず赤くなってしまうエマさんがかなり可愛かった。
    それはさておき、正直呆気ないという印象はあるにせよ、すれ違いと出会いの物語としては上手くまとまったのかな。馬車に乗る2人、瞬間視線を外すのみのすれ違い。駅構内での微々たる時間の消費の集積によってエマさんの後姿を捉えることのできたウィリアム。スズランの花言葉に掛けた僅かな希望は余りに心許ないけれども、根本的な問題は何も解決していない以上適当な節度なんだろう。
    シリーズ通して派手さはないものの堅調な作品だった。ディテールに拘った世界名作劇場というか。何より普通の勤労者であるメイドさんを久しぶりに見た気がするなあ。
  • :12話なんだからしょーがないよな…。自分と一緒になったときのエマの未来を考えて慎重になってるウィリアムですが、誰かに背中を押してほしかったんだろうな。そのためにハキムはずっと滞在させられてたりして。アニメはここまでですが、この先はスズランの花言葉のようになると期待していいのかな?