『かみちゅ!』1.青春のいじわる

  • :ハイクオリティー。冒頭、教室を飛び出したゆりえ、祀、光恵が教師に注意を受けて一旦減速するものの、廊下の角を曲がったところで階段を駆け上りそのまま屋上へ、という一連の流れ。芝居はもちろんレイアウトも素晴らしく、ここで一気に引き込まれた。キャラ芝居、雰囲気作りのアプローチはジブリ作品を髣髴とさせるものがあったな、そこに萌えのスパイスを足した感じか。
    ゆったりとした雰囲気の中、いささかトリッキーなことを試みている脚本が上手くハマれば良いですね。
    Aパート終わり→CM入り→Bパート開始の辺りが不自然に感じられたのはDVDによる視聴を前提とした編集によるもの?
  • :神様は中学生、で『かみちゅ』と。何の神様かわからないけれど、神様になったゆりえ。神っていうよりは、こっちが守ってあげたくなるような小さな女の子です。始まり方がとてもゆるくて、例えば偉い人が現れてゆりえに神になるように命じるわけでもなく。友達と昼ごはんを食べてる時に「私、神様になっちゃった」って。弁当つつきながらする話か。そりゃ友達も簡単には信じられないような。どういう経緯で神様になったのか?それを明かさないのが却って興味をそそられるようにはなっています。
    こういった設定の割には派手すぎず、良い感じです。妖怪みたいなかわいい不思議なアレはなんだろう。付喪神
    これほど高品質な作品が週一で見られるのならスゴイかも〜!鳴子ハナハルさんのマンガも楽しみです。コミックスはまだまだ先かぁ。