『創聖のアクエリオン』20.天翅の翅音

  • :河森脚本ではなかったが、エピソードの重要度は高そうな回。ロールアウトされた捕獲システムや上部機構の新国連の介入はちょっと唐突だったけれども、捕食者と被食者の相対化はわかりやすかったし、人間側の行為にそれ程の陰湿さがないのにも安心。無垢な子ども(同族ということもあろうか)に対するシルビアの慈愛が度々描かれるのもポイント。
    同じ穴の狢である両種族であるからこそ対立は止む無いのか、近しさから共存の可能性を示すのかという岐路でもあるのか。
  • :なくした親友との思い出の日に、腹を膨らませる事でなつかしむなんていかにもアポロたちらしい。
    理由なき殺戮か。まぁ堕天翅族は人間たちを家畜としか見ていないようだし。しいて理由をあげるとしたら羽がないから?そうやって人間たちは3分の2を殺されたのに、なぜ今更敵が子供だからって動じるのか。そんなこと思いながらも捕獲されたフタバを見ると痛ましい。教育し直したりするのかと思ってたら、あっさり…。かわいそうと思うのは簡単だけど、この世界の長すぎる歴史の事を思うとなんとも。