『かみちゅ!』11.夢色のメッセージ

  • :絵コンテ・演出 山下 祐、作監は薮野 浩二。これは傑作では。大晦日も正月も外して*1だらけた、それでもどこかお屠蘇気分の残る1月4日の空気感の再現に注力するという目の付け所が素晴らしい。
     周りの人間を動かしたり、ちょっとした神通力を使ったりと何としてもコタツから出まいとするゆりえのずぼらさと、コタツから出すまいとするスタッフ側の趣向もかなり上手く配置されていた。冒頭、時刻を確認しようと時計に目をやるがガラス面の反射で文字盤視認できず〜上体を反らし視点を変えるもやっぱり駄目、等など不精の始終をすごく丁寧に拾っているのにも感心。室内の小道具、テレビにリモコンがあったり電話がコードレスであればまた違った手法*2になるのだろう。
     この作品、下着の見せ方もかなり気を使われている。所謂パンツアニメ等の一般的アプローチでなく、パンツのゴムから質感やリアリティーを出すという拘り様。
  • :見せます神様の裏側・休日編。
    日本の冬には欠かせない庶民アイテム“こたつ”が、これ程までに萌えを引き出せるとは!こういった狭い空間での動作を厭きさせず、しかも惹き込ませられるのはもう職人技としか言えません!つくった人のセンス、テクニックがきらめいてました。それはもう兄が『泣きそうになった』とメールを入れるほどに。章吉くんは任せた、って言われても私だってやっぱりゆりえ様が良いよ〜!あのほっぺた触りたい…。次いでタマが良い。
    相手のちょっとした仕草で好きになる、ってやっぱりあり得るなぁ、と。

*1:これはセルDVDのみの収録回かもしれない。

*2:R.O.D -THE TV-』第2話辺りを参照か。とにかく全力を以ってだらだらするという。