『かみちゅ!』12.ちいさな一歩で(終)

  • :大勢を巻き込んでのゆりえ様のバレンタインデー告白大作戦で締め!名前のない子も含めて女の子たちが可愛すぎて、泣けた。授業中にまわす手紙の折り方とか、クッキング時ゆりえがエプロンではなくて割烹着着てたとか、とにかくたくさんの細かいこだわりが見られた作品でした。ゆりえは見かけはわりと普通の設定ぽいので、仕草の愛らしさにはとにかく力を入れてたんじゃないでしょうか。ハッピーエンドでいいんだよなぁこれは。このカップルは暖かく見守りたい…。良い作品だからこそもうちょっと見ていたかったです。あとはマンガの方を楽しみに。
  • :絵コンテ・演出舛成孝二作監千葉崇洋。告白イベントは早すぎる気もするが、単に編成上、便宜上の(終)でなく、まとまったものとなって良かった。今回も神通力でのチョコ作りについてほんの少し触れられていたけど、身に余る力の行使、使い道に殆ど無頓着であるのがこの作品の勝利につながった。魔女っ娘と違い制限やペナルティーを設ける必要もない。ストーリーとゆりえの都合で便利に出し入れできる設定だった。巨大化半紙の飛行シーンもゆりえの心象風景と皆からの祝福のビジュアル表現に従属している設定。協力という名の野次馬根性も神様へ向けられたものということで回避できているかな。
     作画アニメとしても高水準。細かいとこでは、授業中の女子生徒達の脚の開き具合。フェティシズム溢れるこういう拘りが作品の底上げに大いに寄与しているのが素晴らしい。
     あと、本作品の功績としてはMAKOの発掘を挙げときたいのだけど、今後声優仕事はあるんだろうか。