『交響詩篇エウレカセブン』26.モーニング・グローリー

  • :2クール目完、3クール目への橋渡しの区切りに相応しい回だった。先週のエピソードを挿入してでも今回が26話目である必要性。ボーイ・ミーツ・ガールとしても、ロボットアニメとしても再三再四のカタルシスが用意されていて、ラストの「つづくっ!!」で極まるとこまで周到。
     丸まった状態から水分を含んで伸長するストローの包装、縫いぐるみを挟んで開閉を繰り返すドアといった象徴的なカットはもちろん、レントンが駆け出す瞬間のスニーカーと床の擦れる音など細かい部分にも気が利いている。個人的にはオンモードに入って視界に掛かった前髪を除けるタルホに惹かれた。ここ最近はホランド停滞の煽りを受けて、定型的な台詞を反復するだけの印象でしかなかったのが、殊の外タメとして機能していたんだなあ。