『よみがえる空』2.困難な仕事

  • :下手にわかりやすい誇張はせず、粛々と事態を進行させていく。被災者の死に関しての台詞からわかるようにデリケートな題材でもあるんだろうな。
     主人公初の救助活動(?)の対象者は喘息持ちの老人。小さく地味な活躍ながらもここで感謝されることの味を実感させ、と同時にそれが新たな要救助者を生む。ワンステップ挿む丁寧な展開だった。
     鬼軍曹本郷の家庭人ぶりを紹介したり、出動前にアルコールの匂いを確認させたり、ソツがない。
  • :家では優しいパパの顔を見せ、仕事では厳しい鬼軍曹。奥さんもこのギャップに魅かれたのかもしれません。今回の女の子の件では、新人の勝手な判断による単独行動→ばかやろう!と殴る鬼軍曹、と予測。救難モノで主人公が新人の場合、大抵ある見せ場ですね。