『無人惑星サヴァイヴ』52.みんなのところへ

  • :エピローグは綺麗にまとめていた。やはりキャラクターは魅力的なんだよな。
    それはそれとして。今回中盤は超展開一歩手前だった。企画として成立させるため*1のSF要素には結局最後までノれずじまいで、それが前面に出るほどにルナの特殊性が強調されていくという悪循環。人間、自然、機械文明という構図の意図はわかるんだけどなあ。シリーズ前半の手堅さは後半散逸してしまった、とも言い切れないだけに残念。
  • :Aパートはルナの最後の踏んばりどころ。全部ひとりで解決しちゃうのね。重力嵐の軌道を逸らしてサヴァイヴを無事助けることができた。アダムたちに別れを告げ、自分たちの家目指して飛び立ちます。みんなで同じ宇宙服を着て。スペースファミリーみたいだ。
    後半はみんなのその後。シャアラは小説家かな?とか、メノリはお父さんの秘書か。かっこいいなぁとか…でも最後は全部あいつに持ってかれました。ハワードは俳優ですって!親の権力を使ったか。ぜひ出演作品を見せて頂きたい。最後だから言っちゃうとハワードがいたからサヴァイヴを1年見れたかもしれません。
    心残りは、ルナ×カオル辺りを期待してたのに、そうなると思い込んでいたのに…この気持ちのやり場は。星への愛は十分感じられましたが、人間同士の愛ももうちょっと見せて欲しかった。ようするにラブコメを。

*1:無人〝島〟では通らないのかな。