『うた∽かた』12.欠片の詩歌(終)

  • :試しの子を14歳に限定するとは、良い目を持ってらっしゃる。沙耶さんはペコポンのことを散々に言ってたけど、自分たちはそんなにきれいな存在なの?
    自分の嫌いなところだって生きていたら変えることもできる。綺麗なところも汚いところも全部あっての人間なんです、というまとめでいいのでしょうか。ちょっとムズかゆくなる話になってきた。
    突き刺さって、貫通して…今回は見た目的にも痛い痛い。それよりキスだー。女の子同士萌えは次の巫女まで残しておいて、とりあえず誓唯さんと繪委さんに興奮しときました。
    ひと夏の思い出にしては、一夏にとって随分重い宿題になっちゃったな。でも舞夏ちゃんとの出会いによって、これからの人生、少しは楽に生きやすくなったのではないでしょうか。一夏と誓唯さんの関係は進展しないのか気になります。
  • :正直消される側の人類には、たまったものでは無いが、ルールが明解にされない以上、その言葉も額面どおりに受け止めて良いものかどうか。“試し”というのは神々のゲームのようなもので、その理不尽さも人間風情の理解し得る範囲を越えたところで行われているものだから、で良いんだろう。設定的には。
    結局、一夏に選択を迫ることこそが重要なのだけど、押し付けられたルールの不合理がそこで邪魔をする。あれくらいの年代にとっては世の中の決まりごとって、まぁそんなものか?
    選べなかった檜委と選ばない一夏の対比も上手く行っていたとは言い難い。ご両親に我がままを言える様になって、転校も取り止め。日常に帰るのだけど、それらは一夏の成長か、という疑問も残るしなあ。
    序盤の中学生日記は楽しめたけど、それ以上のものでもなかったか。