『英國戀物語エマ』11.過去

  • :アルの住まいのある路地裏ではいつも以上に背景美術の仕事振りが優れていて、ケリー宅近辺とも無論ジョーンズ家邸宅とも違った空間、ウィリアムが浮いた存在であることが彼の身に纏う場との違和感込みで描けていた。
    幼いエマさんの体験した人身売買。借金のかたでもなんでもなく突然訪れた暴力的なもので、名作劇場とは一味違うシビアさ。
  • :よく見る意地悪おばさんのもとで育ったエマさんの過去。これだけでも辛いのに、人身売買されそうになったりしてるし。OPの心に残る花売りの少女。エマさんも体験済みだったのか。ウィルはこんな世界すら知らないで生きてきたのでしょう。今回が一番、ふたりの生まれの違いを見せつけられました。