『苺ましまろ』1.バースデイ

  • :「かわいいは正義!」であると主張するこの作品が正義であるかどうかといったら、正義感溢れる正義漢である自分は正義と判断した。この世界観における悪人は登場させないという表明、面白い、つまらないという評価軸を突破する良いキャッチコピーだ。
    伸恵の設定変更。彼女から喫煙、飲酒を取り上げない為には必要な手続きなのだろう。小学生と戯れる20歳、という点は気にしないけれども、女子高生という属性を失ったのは惜しい。
    予告後にわざわざワンカット挿入される「この物語はフィクションです」テロップ。虚構性の強調で引いた視点を獲得しようとしているのか。局側の要請という線でなければ、わかりやすく作り手の姿勢を示すには良い方法か。声優さんの演技も作品のデコレートに一役も二役も買っている印象だった。