『よみがえる空』8.少年の旅路(前編)

  • :前回の救難活動と比較すると映像的迫力ではスケールダウンか。第5エピソードでは一宏が青年ではなく大人として描かれ、災害に巻き込まれる形となった高校生・悟を精神的な面でも救出することと彼の成長に主眼を置くのであれば、ぎりぎり一般人レベルでも何がしかの貢献が出来る現場が必要だったのかな。ロープウェイ内の閉鎖的状況や人間模様は明解だ。
     ロープウェイ内で流れる、流暢であるが機械的な女性の観光用アナウンスと、狼狽した様子で故障を告げる男性職員の拙いアナウンスの対比が巧かった。