『ノエイン もうひとりの君へ』22.ミライヘ…

  • :何やら大変な事態が起こった後の未来であるラクリマでもなく、はたまたシャングリラでもない、現在の延長線上、理解の容易い不幸な未来。わかりやすい“不幸”ながらもなかなか陰鬱。イサミは左目を失明し、アイは左足切断を医師から宣告され、母親と向き合うミホは自室のドアで左半身を隠す。そして差し出された救いの手を取るのは皆右手。そういえばユウがイサミの前に姿を現すのもイサミの右手後方だった。左右の書き分けによる対比は探せば他にも見つかりそう。また、雪降る街から快晴の空への転換もOPと一致していて気持ち良い。
     中盤のうつのみや作画はもとより、ヤンキー少年イサミの歩き方がおもしろかったなあ。
     これはどうでもいいんだけど、明日香さんの「家が無くなった」って慌てる姿はSF的設定に振り回される母親つながりでドラえもんを連想。