『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』1.学美星人、あらわる

兄:前作はちょっとあれだったけれど、ufotableの手掛けるコンテンツ自社展開作品ということで注目。 コミックの方はキャラクターのビジュアルを知っている程度だったけど、表紙イラストをそのまま動かそうという再現力、プラスアニメ作品としての情報量を上…

『SHUFFLE!MEMORIES』1.導入編

兄:前作未見の自分にとっては、ちょっと厳しい初回だ。こま切れにされたカットの中には、センスの良さそうなものもあるんだけど。 あと、杉田智和の一人語りを聞くと、今はやはりね。狙ってやっているかもしれない、というか狙ってやっているとしか思えない…

『パプリカ』

兄:今敏監督新作。お馴染みの映像トリックは健在、参加アニメーターも有名どころが名を連ねていて、映像面は期待通りだった。 尺との兼ね合いもあって、サスペンスとしたらネタ割れは早く、キャラごとのドラマも掘り下げは浅めという感じだが、公式ブログの…

今更2006年のまとめ

【完全観賞数】*1兄…52本 妹…42本 兄:妹のリストアップしたタイトル群を見つつ、視聴時から間の空いた現在でも印象に残っている作品を挙げてみます。 交響詩篇エウレカセブン ノエイン もうひとりの君へ ゼーガペイン 蟲師 舞-乙HiME よみがえる空 涼宮ハル…

『京四郎と永遠の空』1.永遠の空

兄:介錯作品にスターシステムを持ち込んだかのような作品?即ちてんこ盛り感はなかなかのもん。入店したら「いつもの」が出てきたような安心感はありました。注文はしてないけども。 空のモノローグと「王子様」への手紙とを使い分けたのは脚本上の工夫か知…

『地獄少女 二籠』13.Vの惨劇

兄:今回ようやく、設定レベルでのきくりの存在意義が見られたのかな。あいの意向があったのか否かは判然としないが、地獄送りの対価を追徴した形。屋台でのやり取りは別に伏線なんかじゃないよね?

『天保異聞 妖奇士』13.地獄極楽風聞書

兄:クールの節目ということで総集編的構成で蛮社改所メンバー再紹介、合わせてOP、EDも変更。もう江戸に帰還してるのね、って唐突さもあったけど、仕切り直しということで。 鈴木典光の手になる新EDはやはり出来が良い。アトルの膝がいいよね、柵に腰掛けて…

『コードギアス 反逆のルルーシュ』12.キョウトからの使者

兄:黒の騎士団内、半端な素人ノリが抜け切らず、ゼロに信服もし切れない玉城の役回りが良い感じ。ルルーシュが身を置くもう一つの舞台、生徒会との相似点が見えてきても面白い。「キョウト」代表者桐原との再会で足場を固めるや、ルルーシュにシャーリー父…

『ネギま!?』14.「科学理論も、魔法相手じゃあってないようなものです、はっきり言って」by葉加瀬

兄:元々お話を追っていく類の視聴態度を取ってない上に、「ハッピー☆マテリアル」落下にほとんど持っていかれてしまった今回。 荒い部分がないでもないが、擬似的でもワンカットで行ったのは楽しく、よくわからんグルーブ感があった。結局着地シーンを描か…

『ウィンターガーデン』

兄:2話構成、放映日を分けたことで損?いっそ、でじこがフォトフレームを手に取る辺りまで、かの作品の続編モノだということは明かさなくともよかったか。マーケティング的に難しいところではありますが。 内容の方は、派手な演出を持ち込まない恋愛ストー…

『僕等がいた』26.(終)

兄:いつも以上にオシャレしたらしい七美のあの髪型に萌えられる矢野を見て、恋の力はすごいなあと感心。 七美、矢野のその後を匂わせる画は用意せず、山本さんのぼそっと呟く意味深な一言も“続きは原作にお返ししますED”っぽい。別れのシーンの演出なんかは…

賀正

兄:あけましておめでとうございます。年末は放置、三が日も明けてから改編期を目前に控えてぼちぼち始動。未視聴アニメが積まれてゆかない年末年始は安閑としたもんでした。 妹:おめでとうございます。去年後半はサボり気味でしたので…兄に叱られる前にち…

『くじびきアンバランス』12.ゆめをかなえてみよう。9点(終)

兄:何気ない動作にもそれなりの芝居が付けられていて印象的。お話の落しどころとしては微妙な点もあるけど、作品構造的にこれ単体でどうこう言っても、って感はどうしても。 全編画面作りに対する本気度は高く感じられる作りで、その点スピンオフ元の作品は…

『乙女はお姉さまに恋してる』12.ラストダンスは永遠に(終)

兄:瑞穂くんの女装バレは学内に大問題を引き起こすことも無く、当事者間、特に貴子さんの心内での葛藤にけりが付いて解決と。ド直球OPまんまのノリでまあ無難なまとめ。 主人公が特殊な設定だけを負わされ、比して彼の内面描写はあっさり。主要キャラそれぞ…

『地獄少女 二籠』12.黒の轍

兄:骨女が見せた洋装から和服姿への早着替えが地味に良かった。それ程凝った演出が付けられている訳でもないが、違和感の無い見せ方。

『天保異聞 妖奇士』12.駁竜、月に吠える

兄:画面狭しと暴れ回る駁の迫力はなるほどボンズ作品。今回は漫符的表情付けも目立っていたけど、突発的なものだろうか。宰蔵のキャラ弄りなんかはああした処遇で良いんだろうけど、違和は残るな。

『コードギアス 反逆のルルーシュ』11.ナリタ攻防戦

兄:各勢力のエース機が戦況を左右してしまいがちなロボットモノであるから、ナイトメアフレーム格闘術は流石に考えられた見せ方。後半のルルーシュとC.C.の会話もベタな演出ながら、しっかりと設定撒きやら関係変化を仕込んでいて上手い。

『あさっての方向。』12.ここにいること(終)

兄:前半戦の雰囲気を印象に残したままにこちらの視聴時気構えが固まってしまった所為もあってか、性急過ぎる感が強く。一個の人格と向き合い、それを受け入れるとこまで描いたら再入れ替りは発生せずとも面白かったかも。逆戻りの一助になった琴美が狂言回…

『ちょこッとSister』24.ハッピー・クリスマス(終)

兄:いい時期に最終回を迎えられましたね。いとこのお姉さんへのエクスキューズは?等々社会的な問題は完全にスルーされてしまったけど、20話以降の流れに奇麗なオチを用意していて良かった。 当初はサンタクロースに贈られた妹、お兄ちゃんあっての妹、とい…

『RED GARDEN』12.彼の思惑

兄:こうした状況下で女子同士での恋愛語り。恋愛に対するキャラごとのスタンス確認は当然これまでの積み重ねも踏まえたもので、聴き心地上々。バトルも無い温い展開が教育係2人も饒舌にさせたのか、監視ついでのキャラ評も楽しかった。

『N・H・Kにようこそ!』24.N・H・Kにようこそ!(終)

兄:最終回に相応しく、好作画が随所に見られて満足。ちょっとした「N・H・K」に寄り添って着地していく締めは、まあ前向きかつ後ろ向きで良かったんじゃないでしょうか。よりポップに、そして若干甘めに、と指向したアニメ版らしいラストだった。

『乙女はお姉さまに恋してる』11.戸惑いの練習曲

兄:外見性別一致の男性が登場したかと思ったら、黒服の暴漢、瑞穂くん正体バレの為だけの使い捨て。これ後1話でけりを付けることを考えたら、またも強引な論理展開が待っていそうな。

『地獄少女 二籠』11.遠い隣室

兄:因果応報譚を地で行ったような回。事件の成り行き自体は平凡なものであったればこそ活きてくる仕掛けで、なかなか憎い趣向だった。

『天保異聞 妖奇士』11.日光怪道

兄:もう少し1話ごとの構成をきっちりと線引きして欲しい。ストーリーの分量もそうだが、今回の引きの絵もかなり微妙で、そのままEDへとなだれ込む手法は却って上滑り。

『コードギアス 反逆のルルーシュ』10.紅蓮舞う

兄:ご丁寧にスク水着用でプールにたゆたうC.C.。彼女のボディラインと水面との境界線とがなかなかフェティッシュな描き方をされていて、目を引いた。

『あさっての方向。』11.そこにある現在(いま)

兄:からださんの語る真相を呑み込むことが出来ない網野くん。尋兄のケースをなぞりつつも変化を持たせているのは良かったかな。

『RED GARDEN』11.それぞれの想い

兄:今話中でアップダウンを見せ切るためといえ、ルークの浮き沈みは大したもの。あれだけぶち切れた直後にレイチェルの後を追わせるのは性急に過ぎるかも。 妹:クレアとバーガー屋の親父さんのやりとりが良い味。お互い素直になれないところがかわいいです…

『地獄少女 二籠』10.曽根アンナの濡れた休日

兄:わたなべひろしが絵コンテ・演出、主演務めるは千葉繁、これは出色の異色回。フォーマット上、地獄送りはやるこたやるんだけどターゲットに演出させてるし。邦画*1的キャラや人間関係など、描きたいものが先に立ち、作品世界が従属したかのような趣味性…

『くじびきアンバランス』10.さがしても、そこにはいない。3点

兄:ゆるい世界が下敷きなだけに懐の深いこの作品ではあるけど、人死にを直接描いた(?)のはちょっと驚き。トーンを落とした一連のシーンでは、雪降りしきる中ヘリを飛ばしたり、装甲車を突入させたりと、その手の作品の事後シーンって雰囲気がよく出ていて…

『あさっての方向。』10.本当の名前

兄:椒子さんが五百川家を出てゆかんとする件、トランクと子どもリュックとのミスマッチ感が非常に良い。現場はまさにシリアス、というシーンでさり気無くこの画を持って来るバランス感覚も面白いかな。